ショップのガーデンのバラの中で昨年から少し調子悪かった株の一つが、花壇植えのレジス・マルコンです。
↓↓↓写真だけではちょっとわかりにくいかもしれませんが、明らかに「花壇の水はけが悪い」事による生育不良です。
このような場合は、本来は水はけのよい場所に移植してあげるのが一番ですが、なかなか引っ越し先(?)が見つからない場合もあるので、今回は移植せずに復活を目指したいと思います。
↓↓↓ まずはバラの苗を掘り上げて、、
↓↓↓ 浅いところにはそれなりに根が伸びていますが、株の下に向かって伸びている根が殆どありません。
↓↓↓ ショップのガーデンはバルコニーガーデンなので、花壇の底はコンクリート。水捌け用の管が泥で詰まってしまい、花壇の下の方で水たまりが出来ていました。
これでは根ぐされしてしまうのも当然。
まずは水はけを改善することが何よりも大切なので、排水溝のつまりを改善。
↓↓↓ 花壇の底に繰り返し使える鉢底石を敷いて「排水層」を確保して、その上に「はなはなショップオリジナル バラの土お徳用」を入れることにしました。
通常、庭植えや花壇植えの時は、元の土に「たい肥」をまぜて土壌改良しますが(先日のブログを参照)、水はけが悪いまま堆肥を入れても腐敗してしまうだけで逆効果なので、、
↓↓↓ 今回は「バラの土」を中心に、元の土を少しだけ混ぜ込んで花壇の土づくりをしています。
↓↓↓ 花壇の土を増やして、バラの株をこれまでの地面の高さより5cmほど「かさ上げ」して植え付け。バラの株元の水捌けを良くするためです。
剪定も済ませました。
↓↓↓ かさ上げしたので、花壇の縁よりも土の表面の方が高くなっていますが、土がこぼれないように周囲に深めの溝を掘ってあります。
これで春には、以前のような元気なレジス・マルコンの姿が見られるはずです!
水はけの悪い場所の改良のポイントは、、
1)まずは排水を確保する。
地面の中の場合は暗渠排水(地面の下の排水層)など。
それが無理なら花壇の周りの表面の水が株もとに集まらないように逃がすような工夫。
2)水はけが良くなる資材を土に混ぜる
水はけのよい培養土や、パーライト、バーミキュライトなどを土に混ぜる。
3)花壇をかさ上げする
水はけの悪い場所の完全な改良をあきらめた場合、レンガなどで花壇をかさ上げして、水はけのよい土で花壇を「上に」伸ばす。
◆このブログで紹介した資材の詳細情報やお買い上げはこちら
「はなはなオリジナル バラの土お徳用18L」
「特選有機バラの土15L」
「繰り返し使える鉢底石」