つるバラの剪定と誘引の基本について、図解にして出来るだけ詳しく説明したいと思います。
今回は壁面仕立てのフラゴナールがモデルです。
↓↓↓昨年の春の開花時の様子です。香りのよい華やかな大輪の花をたくさん咲かせてくれています。
↓↓↓これが冬の剪定前の様子。
では枝毎に、順番に説明していきます。
まずは「昨年開花した枝」の剪定から。枝の新しさによって色分けして解説します。
↓↓↓剪定前
↓↓↓剪定後
1)青色の太線 → 「2年前に伸びたシュート」
昨年の冬に長い一本枝だったシュートを枝を横に寝かせるようにしてフェンスに誘引。
2)オレンジの太線 → 「昨年開花した枝」
青線のシュートから芽吹いて、春から秋まで何度か花を咲かせた枝です。
この「昨年の枝」には良い芽がたくさんついています。赤線のあたりで剪定しておくと、春には切り口に近い芽から元気に芽吹いて綺麗な花を咲かせてくれます。
細すぎる枝からは良い花が咲かないばかりか、栄養が分散したり、風通しが悪くなったりするので、細枝は元から切ります。
「昨年開花した枝」その2。向かって右側の株元の枝。
↓↓↓ 剪定前
↓↓↓剪定後
1)茶色の太線 → 枯れ込み枝なので元から選定します。
2)黄色の枝 → 古い枝で、どこからも元気な枝が出ていない老化枝なので、サイドシュートが出ている手前で剪定します。残しておいても良い花は咲かないので。
真ん中に広い空間が出来たので、あとで他のシュートをココに誘引します。
「昨年開花した枝」その3。真ん中の枝。同じ考えで剪定していきます。
↓↓↓剪定前
↓↓↓剪定後
「昨年開花した枝」その4。むかって左側の枝。
↓↓↓剪定前
↓↓↓剪定後
次は「株元の枯れ枝、細枝」を剪定します。
さすがフラゴナール。元気なベイサルシュートがたくさん発生しているので、細い枝、古い枝は思いきって剪定できます。
↓↓↓剪定前
↓↓↓剪定後
1)黒色の太線 → 枯れ枝なので元から切ります。
2)青色の太線 → 昨年の枝ですが、枝が込み合い過ぎているので細い枝、古くて元気のない枝は剪定します。
次は、株元から勢いよく伸びている「ベイサルシュート」の剪定です。
↓↓↓剪定前
↓↓↓剪定後
1)オレンジの太線 → ベイサルシュートです。
先端の細い部分のみ剪定しておきます。また、ベイサルシュートなどの新しくて元気な枝は、冬になっても落葉せずに緑の葉が茂っていることがありますが、剪定後にも昨年の葉が残っている場合は、取り除いておきます。
剪定後のベイサルシュートをフェンスに誘引します。
↓↓↓誘引前
↓↓↓誘引後
株の真ん中から、真上に向かって伸びていたベイサルシュート2本を、古枝の剪定で空いたスペースに誘引しました。
向かって左側の枝も、、
↓↓↓誘引前
↓↓↓誘引後
こうしてベイサルシュートを横に寝かせて誘引することによって、節々からたくさん芽を吹いて、花付が良くなります。
この時、枝と枝が密にくっつき過ぎないように、大輪系のバラなら20cmくらいの感覚を開けて五線譜のように枝を横に広げてあげると良いです。
↓↓↓ つるバラの剪定と誘引、完了です!
最後になりましたが、つるバラの剪定と誘引の基本は、、
・細い枝、老化した枝を剪定
・昨年開花した枝を少し残して剪定
・元気に伸びたベイサルシュート、サイドシュートを横に寝かして誘引する
→枝を立てたままだと上の方にしか花が咲かなくなってしまうためです。
この基本を押さえておけば、トレリスやアーチ、オベリスク等、いろいろな場所につるバラの誘引が楽しめます。
過去ブログも参考にしていただきながら、つるバラの仕立てを楽しんでみてはいかがですか!?