各ブランドの解説
アルノー・デルバール氏
デルバールとは、1935年にジョルジュ・デルバールにより設立された、フランスの名門園芸企業です。
デルバールは、1954年よりバラの交配をはじめ、香り、鮮やかな色、耐病性に優れた品種を見つけ出すことに、生涯情熱を傾けました。
現在は、孫であるアルノー・デルバール氏が同社を引き継ぎ、世界の人々を魅了するフレンチローズを世に送り出しています。
デルバール3つの魅力
1.病気に強い育種家が一番重視しているのが「病気に強い」こと。
手入れのポイントさえ押さえれば、バラ初心者の方でも、素晴らしい花を咲かせることができます。2.贅沢な香りフランスらしい、香りへのこだわりも特徴。
ピラミッドで示される図を参考にして、お好みの香りを選ぶことができます。3.四季咲き性が強い長く花を楽しめる品種が多いのもデルバールならでは。
同じ品種でも季節ごとに、さまざまな表情を見ることができます。
育種家・河本純子女史
花嫁という意の“ラ・マリエ”
河本(かわもと)バラ園は、バラのメッカ岐阜県大野町にあるバラ苗生産・育種会社です。
50年以上の歴史を持つ河本バラ園では、切花種、ガーデンローズともに国内外の有名ブランド苗を生産する一方で、育種家河本純子氏が、自社作品種を作り出しています。
やわらかく、しなやかな色とカタチのバラ
代表作は、「ブルーヘブン」(2003年)「ミスティーパープル」(2004年)など。その後も、数々のオリジナル品種を発表していますが、どれも女性ならではの感性がうかがえる、やわらかくしなやかな色と花型が特徴。香りがよい品種が多く、四季咲きが強いことも人気のポイントです。
はなはなショップでは、近年発表の新品種を中心に販売しております。
なかでも、イギリスの詩人ジョン・ミルトンの叙事詩『失楽園』に登場する 天使たちの名を持つ“ヘブンシリーズ”は、個性的な花びらが、まるで天使の羽のよう。 育てる人に、よい知らせを運んでくれること間違いありません。
ローヌ県のモンタニーにある
ドリュ社のバラ畑
研究と育種の担当フランソワ(左)
生産の担当ジョルジュ(右)
ドリュとは、フランスのローズブランド。
会社はフランス南東部、リヨンから車で1時間ほど走ったローヌ県のモンタニーという小さな村にあります。
ドリュ社の創業者はフランソワ・ドリュ。
1930年、植木生産者として創業し、当初は主に草花、植木生産を行っていました。
バラ苗の育種を始めたのは1940年、世界的な育種家メイアンとの出会いがきっかけでした。
華やかな中にも、ソフトニュアンスのあるバラ
1954年、甘い香りの赤いランブラーローズが誕生し、その後バラの育種専門に。1985年からは、創業者の孫にあたる兄弟(右写真)が加わり、“IMAGINE LA ROSE(バラの夢)”“Craftmen of the roses(バラの職人)”をキャッチフレーズに、色彩豊かで香り高い品種を多く作出しています。
この2012年春、日本デビューしたばかりのバラたちです。
ローズクリエイター木村卓功氏
ロサ・オリエンティスは、ローズクリエイターの木村卓功氏によるブランドです。
若いころから育種をはじめた木村氏は、近年“わかな”や“ラテアート”などを作出。
2012年、満を持して「ロサ・オリエンティス」のブランドを立ち上げ、自身も含め日本で作出された魅力的なバラたちを発表しました。
日本の高温多湿の環境でも、良く育つバラ
木村氏の目指すのは、高温多湿な日本でも、良く育ち良く咲くバラ。四季咲き性が強く、耐病性に優れ、香りのあるバラを理想としています。
「ロサ・オリエンティス」というブランド名は、ラテン語で「東洋のバラ」という意味。ここにも、木村氏の思いが込められています。