つるバラの育て方7月~8月

7月、8月つるバラの育て方

若い枝(シュート)は直立させて仮留め。
株元にマルチングをして暑さ対策を!

春の花がひと段落したバラは、ベイサルシュート(地際から出る若い勢いのある枝)やサイドシュート(枝の途中から出る勢いのある枝)が伸び、暴れます。
木立のバラの場合は、樹形を整えるために伸びた枝を切りますが、つるバラの場合、シュートは冬に誘引する大切な枝なので、雨風などで倒れないように、支柱、フェンス、オベリスクに直立させ、仮留めをしてとっておきましょう。
また、梅雨が明けると、暑さと乾燥でバラが弱りやすくなります。
つるバラは葉の数が多いため、水切れを起こしやすいので、気を付けましょう。
特に、鉢栽培でつるバラを育てている場合は、水の管理には注意が必要です。

8月のつるバラの状態

 
水やり 鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり
庭植えも、高温で雨が少ない時は必要
肥料 普段の1/3の量にして、1ヶ月に1回
病害虫 黒星病ハダニヨトウムシ、ホソオビアシブトクチバ
寒冷地の場合 一番花が咲きます。5月~6月のページを参考に

必要なお世話(1)
若い枝(シュート)のしつけ

つるバラのシュート

花がひと段落すると、若い枝(シュート)がビュンビュン伸びてきます。
木立性バラの場合は、樹形を整えるためにシュートを切りますが、つるバラの場合、シュートは次シーズンに花を咲かせる大切な枝なので、冬の誘引まで、仮留めしておきます。
この時、真っ直ぐ立てておくのがポイントです。真っ直ぐに立てると、枝が伸びやすくなるためです。
麻ひもやペーパータイで支柱に縛ったり、小枝ささえやローズフックを使うと簡単です。

必要なお世話(2)
マルチングで暑さ対策を

特選有機バラのたい肥を敷く

バラのマルチングチップを敷く

ヤシマットを敷く

マルチングの効果

1.保水効果で水切れを防止する
2.泥の跳ねかえりによる黒星病を予防する
3.雑草予防
4.コガネムシの産卵防止(ヤシマット)

つるバラ7月~8月 よくあるQ&A

Q.つるバラのシュートや枝が伸びすぎて、ジャングルのようになっています。全部残さないといけないですか?
A.必ずしも、全ての枝を残さないといけないワケではありません。あまりに枝数が多い、伸びすぎる場合は、剪定しても大丈夫です。
その場合は、古くて勢いの無い枝、細い枝などを剪定します。

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