誘引の適期は、12月下旬~1月中旬。
寒さが厳しくなる前の方が枝が曲げやすく、曲げた後の枝に日光がたっぷり当たって、花芽に養分が集まることで、良い花が咲いてくれます。
2月中旬を過ぎると、芽が出てくるので、作業中に芽を傷つけたり、ポロっと取れてしまう心配があります。
トレリス、フェンスを使って咲かせる
こんな場所に可能です
・家周りのフェンスを使って
・地植えのバラの後ろにトレリスを立てて
・鉢植えのバラにトレリスを挿して
このバラがおすすめ
トレリス、フェンスを使って咲かせるのに適した、ショップで取り扱っているおすすめのバラです。
トレリス、フェンスに枝を誘引できるのはいつ?
「秋苗」「大苗」「裸苗」を買った場合…約1年後
「新苗」を買った場合…約2年後
「長尺苗」を買った場合…すでに枝が長いので、すぐ作業できます
この資材を使います
トレリス、フェンスを選ぶ時のポイント
・設置する場所に、資材のサイズが合っているか
・からませるバラに、資材のサイズが合っているか
・足元はどのように固定するか
・色やデザインは空間にマッチしているか
枝の誘引はこんなふうに
誘引の手順
(1)太くて長い枝の配置を決め、麻ひもやペーパータイで留める
(2)残った枝を空いたスペースに配置する
(3)込み合っている所を整理し、使わなかった枝は元からカットする
曲げる枝と枝の間隔は、手のひら程度。
枝が近過ぎると、若葉が伸びてきた時に、葉が混み合い、葉に日光が十分当たらなくなってしまいます。
良い花を咲かせるには、花芽&若葉に日光をたっぷり当てることが大事です。
ほかに準備しておく道具
太い枝は、のこぎりじゃないと切れません
株元の枝は、はさみで切れない太さになっていることが…。
無理に剪定ばさみで切ろうとすると、ハサミが壊れてしまいます。
園芸用のこぎりは必需品です。
枝を留める麻ひも、ペーパータイ
枝は、麻ひもかペーパータイで留めます。
誘引の時だけではなく、秋までに伸びた枝を束ねたりする時にも活躍します。
便利なのは、カッター付きペーパータイです。
棘から目をまもる、ガーデニンググラス
誘引作業中、伸びた枝が何かの拍子に目の前に来て、棘にヒヤっとすることがあります。
棘から目や顔を守るガーデニンググラスは必需品。
誘引の時だけでなく、薬剤散布や花粉の時期にも使えます。
「どうしよう?」と迷った時の、ハウツー本
誘引方法だけでなく、毎日の管理で「どうすればいいの?」と迷うことって多いはず。
困った時に開くと、答が分かる優秀なハウツー本。
お客様レビューを読むと、買った人の満足度が伝わってきます。