長尺苗のオベリスク仕立て

長尺苗のオベリスク仕立て

今の時期(1月~2月頃)、長尺苗を植え付けてオベリスク等に誘引しておけば、植え付けから最短の期間で、つるバラ仕立ての開花が楽しめます。

 

長尺苗を植え付けた状態で、地面から約150cmくらい。

最初の年は高さ165cm(直径約23cm)のオベリスクがちょうどよいくらいです。


 

↓↓↓まずは細い枝を剪定します。パブロワは中大輪の花が咲く半つる性の品種なので、直径5㎜程度の枝ならきれいな花をつけてくれます。それより細い枝は剪定しておきます。 


 

↓↓↓ 細枝を剪定した後でも葉が残っている場合は、取り除きます。枝の下の方に向けて引っ張ると根元からきれいに取れるはずです。 


 

↓↓↓ 背景のツゲとかさなってちょっと見にくいですが、、、細枝を剪定して葉を取り除いた状態。 


 

↓↓↓ オベリスクを立てます。枝は必ずオベリスクの外側に出すようにします。 


 

 


  

ココでつるバラの誘引の基本について。

つるバラは、元気な長い枝を冬のこの時期に「横に寝かす」事によって、1枝からたくさんの花を咲かせることが出来ます。

なので、フェンスや壁面につるバラを仕立てる場合は、枝を五線譜のように段をつけて「横に倒して誘引」するのが基本。

 

 では、そんなに横幅が無い場所でつるバラを楽しむために、オベリスク等に誘引する場合は、、、、↓↓↓

長尺苗の枝をらせん状に巻いていきます。こうして斜めにするだけでも下の方からも花がたくさんついてくれるようになります。


 

 

↓↓↓ 誘引後、オベリスクから飛び出している細い枝などがあれば再度剪定しておきます。この時、オベリスクに沿って花枝が伸びるような芽の位置で剪定しておくと良いです。


   

↓↓↓誘引し終わった状態です。

オレンジ色の線でなぞってある枝を反時計回りに、水色の線でなぞってある枝を時計回りに誘引しました。同じ方向に巻いている枝は出来るだけ近づき過ぎないように(出来れば10~20cmくらい間隔をあけて)。逆方向に巻いた枝と交差するのはOKです。


出来るだけ、オベリスク全体にまんべんなく枝が誘引されている状態が理想です。

ただし、オベリスクの上の方4分の1程度は枝を巻かないほうが咲いた時に綺麗に見えます。今の状態から花枝が伸びて、開花するのはここから数十センチ上の方になる為です。

 


初めての方でも、見よう見まねでやってみてください。

きっと満足できる仕上がりになる、と思いますよ!

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