今回もタイトルのとおり、梅雨の長雨やその後の猛暑で疲れてしまったバラに元気を回復してもらうための作業の紹介です。
品種によって差はあれど、、今年の夏はまた特に厳しかったのか、下葉を多く落としてしまっているので、夏剪定のあとは更に寂しい姿に、、。
これからの時期にしっかり芽吹いて秋に綺麗な花を咲かせるために、(1)夏剪定は完了、(2)肥料も与えて、(3)病気で葉を落とさないように薬剤散布、まではご紹介した通りです。
ここから、プラスアルファで、バラを元気にするために「液肥」と「活力液」の灌注(かんちゅう)をご紹介します。
夏剪定の後の肥料は少なすぎれば効きが悪く、多すぎるとまだまだ暑いので根を傷める危険もあります。そこで、置き肥えでの肥料は気持ち控えめにしておいて、後から液肥を何度か撒いてあげる方法がお勧めです。
「トップ1」は有機液肥でアミノ酸もたっぷり入って、健全なバラを育ててくれます。バラに与える場合100倍希釈が基準。写真のジョウロが4リットルなので、キャップに4杯(40ml)分注いで良くかき混ぜます。
つづいて、「フルボ酸活力液T-1」も一緒に混ぜます。’フルボ酸’には植物の発根を促進したり、土の中の微生物(特に善玉菌)を元気にしてふかふかの土を作ったり、土の中の化学的な環境変化を穏やかにしてくれたり、バラに必要なミネラルを効率よく吸収させてくれたりと、いいことづくし!
こちらの推奨希釈倍率は250倍なので、4リットルのジョウロにキャップ約1杯半程度。
有機液肥との併用で、液肥の効果もアップするので、是非一緒に試してみてください。
液肥と活力液の希釈液を、水やりのときと同じ感覚で、鉢底から流れでる程度にたっぷりと与えてください。写真の12号鉢にはこのジョウロ1杯(約4ℓ)でちょうどよいくらいでした。
もちろん、地植えのバラにもたっぷりと。
全ての植物に言えることですが、根が良く育てば地上部の枝葉は必ず元気になります。バラで言えば芽吹きが良くなり、うまくいくとベイサルシュートがたくさん発生して、株が若返ります。
夏場につかれてしまったバラを復活させるのにぴったりな液肥と活力液、お勧めです。