バラ栽培をしていると、必ず耳にする「癌腫(ガンシュ)病」。
バラの根や枝に現れる、ボコボコした“できもの”です↓↓↓
接木部分にできやすいので、地上に現れることも多いです↓↓↓
この“できもの”は、ポロッと取れます↓↓↓ クルミみたいな質感
ガンシュが出来たからといって、すぐにバラが枯れるわけではないのですが、
“できもの”が大きくなってくると、水や養分の通り道を邪魔して、樹に元気が無くなります。
少し前までは「ガンシュ病にかかった樹は処分」というのが常識でしたが、
ガンシュが出来ていても、良く咲くバラもあるので、
“できもの”を取り除いて、引き続き育て、花を愛でるのもOKという考えも出てきました。
ショップでも、ガンシュがあるのに、素晴らしい花を咲かせる樹を
何本も見てきたので「必ず処分する必要はない」と思っています。
とはいっても、ガンシュが出来ない方がイイのは確かなので、
今日は、ガンシュ病の予防方法をお教えします。
エーーッ!育てる人が予防するの?苗木の生産段階の問題じゃないの?
と思った方もいると思います。
もちろん、生産段階で病気にかかることもあります。
苗木を買って届いた時に、ガンシュが出来ていた!というのは、
生産段階で感染し、発症したケースです。
苗木の生産現場では、
・台木生産の段階でバクテローズというワクチン処理
・新苗生産(植え付け時)にもバクテローズ処理
を行っていますが、
このワクチンで100%病原菌を殺すことはできないために、
どうしてもガンシュ病の苗木は出てしまうのが現実です。
お届け時のガンシュ苗については、交換or返金など対応しております。
今回は、皆さんの家でするガンシュ対策です。
2年目、3年目、それ以上経ってから見つかるガンシュは、
実は、皆さんの家で感染&発症しているんです。
なぜなら、
ガンシュの病原菌は、世界中、どんな土にも存在しているからです。
その病原菌が、樹の傷などから内部に侵入して感染し、
細胞を変化させ、“できもの”を作ります。
いつ、どのバラに出てもおかしくない病気なのです。
では、ガンシュ病になるバラと、ならないバラは何が違うか?
これは、病原菌が存在する土の中の環境によるということが、
専門家の研究で分かっています。
土の中に、善玉菌が多いと、ガンシュ病原菌の活動は抑えられ、
反対に、悪玉菌が多いと、ガンシュ病原菌の活動は活発になって、
ガンシュ病が進行するんだそうです。
これ、人間が病気になるメカニズムと一緒ですよね。
善玉菌が多い土というのは、微生物が活発に動く、栄養がある健康な土。
悪玉菌が多い土は、有機物が少ない、スカスカの痩せた固い土です。
つまり、
微生物が活発に動く、栄養がある健康な土でバラを育てていれば、
ガンシュ病にかかりにくいというワケです。
そこで、役立つのが
「花ごころ 特選有機バラのたい肥」(お徳用20Lも同じ)。
中身は、牛の糞を発酵させた有機物なので、
庭の土に混ぜると、土の中の微生物が活発に動き、栄養ある健康な土になります。
土の中の善玉菌を増やしてくれるんです↓↓↓
苗木を植えつける時や↓↓↓
冬季の、土のメンテナンスに使いましょう!
https://www.hanahana-shop.com/shop_blog/rose/20171130/
このたい肥を土に混ぜるだけで、ガンシュ予防になるんですから、
誰でもできて、簡単ですよね!
ぜひ、今年の冬から!
◆花ごころ 特選有機バラのたい肥
https://www.hanahana-shop.com/SHOP/cp05850.html
たくさん使う方は、
◆バラのたい肥お徳用20L
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