虫たちも活発になる季節

虫たちも活発になる季節

4月に入り陽気の良い日が続いているので、バラたちもみるみる成長してガーデンが青々として活気があふれてきました。

それは虫たちにとっても同じようで、特に今くらいのバラの蕾が膨らみ始める時期は要注意!

 

↓↓↓一見何の問題もなく元気に成長しているように見えるこのピクシーも、よーく観察してみると・・・・

↓↓↓真ん中のつぼみにアブラムシが!!

 

 

↓↓↓別のつぼみではアブラムシの子供(?)が増え始めていました!!

 

↓↓↓ほかに異常がないかパトロールしていると、、、ここにはテントウムシが。

皆さんご存じのとおりテントウムシはアブラムシを捕食してくれる益虫です。

バラの枝先を歩き回りながらエサとなるアブラムシを探しているんだろうと思いしばらく観察していると、、、

 

↓↓↓バラのつぼみのところにたどり着いて、「アブラムシ発見!!」

テントウムシがアブラムシを捕食する瞬間をとらえてしまいました。

「お勤めご苦労様でございます!」とテントウムシに感謝ですが、とはいえ他の場所でもアブラムシが発生し始めているのでテントウムシ任せで放置するわけにもいきません。

来週にはまた殺虫剤と殺菌剤の散布を予定していること、アブラムシが出ているのがこのピクシーだけだったことから、今回のところは・・・

 

↓↓↓薬剤の棚に買い置きしてあった自然素材系のスプレーを散布しておくことにしました。

アブラムシにはこういった自然素材系のスプレーでもしっかり効いてくれることと、次の薬剤散布のローテーションに影響しないので、臨時のスポット散布には重宝します。

↓↓↓アブラムシのいるつぼみやその周辺に、まんべんなくスプレーしておきました。

 

さらにガーデンのパトロールを続けていると、、

 

↓↓↓バラの枝先にこんな症状を発見!

これはいけません! 新芽の先端がチリチリと赤黒くなって縮れているのはバラゾウムシの被害の初期症状です!

被害のあった枝の周りをよーくかんさつしていると・・

↓↓↓いました! バラゾウムシです!!! (正式名称はクロケシツブチョッキリ)

結構ちょこまかと素早く動きまわっています。

バラゾウムシを放置しておくとそのうちバラのつぼみに卵を産んでから、つぼみの首をかじって落としてしまいます。

 

↓↓↓これはまだ卵を産む前?、つぼみに口先を差し込んで汁を吸っているんだと思います。

このバラゾウムシ、大発生するとたくさんつぼみが付いたバラが結局ほとんど咲かない、なんてことにもなりかねないので早めの対処が必要です。

 

そしてこのバラゾウムシ、手で捕まえようとするとすぐに飛んで行ったり、ぽろっと落ちて逃げてしまうので、枝の下で受け皿かなにかをよういしてから捕まえるとよいです。

薬剤散布もしておいた方が良いですね。

希釈するタイプの薬剤なら「ベニカR」が良く効くと思います。

 

ガーデンではちょうど来週の薬剤散布で殺虫剤にはベニカRを撒こうと思っていた(殺菌剤はサプロールの予定)のですが・・・。

↓↓↓まだ被害は少ないとはいえ、今の状態を来週まで放置しておくのもよくないので、こちらもスポット散布でベニカXファインスプレーを散布してきました。

 

今回はアブラムシとバラゾウムシを発見しましたが、そろそろチュウレンジハバチやうどんこ病も発生する時期です。

せっかくの春のバラの開花前に被害が広がっては悲しいので、早めの発見と対処のためには、毎日のお庭のパトロールを忘れずに!

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