そろそろ寒肥を与えましょう

そろそろ寒肥を与えましょう

もうすぐ2月になります。

皆さん、バラの冬剪定が終わっている頃でしょうか。(ショップのガーデンはまだですが、、)

 

冬のバラの大切な管理には大まかに、「冬剪定」「植替え(鉢)・土壌改良(庭植え)」「寒肥」の3つがありますが、最後の3つ目の作業「寒肥」についてご説明します。

 

寒肥(かんぴ・かんごえ)とは、バラの休眠期のうちに春以降のバラの芽吹きから開花までに必要な肥料を、冬のうちに与えておくことです。

 

一般的には有機質の肥料が寒肥に向いているといわれています。

というのも、、

有機質の肥料は土の中の微生物によって分解されて初めてバラが吸収できるので、気温が低い冬のうちは分解が遅く、気温の上昇とともに分解が進んでくるため、バラの生育に必要な肥料成分が必要な時に供給されるから、と言われています。

一方で化成肥料でも元肥用などの「ゆっくり肥料成分が溶け出す」タイプでも寒肥に利用できます。

 

ちょっと横道にそれますが、、

「有機肥料が良いか化成肥料が良いか」問題ですが、それぞれにメリット(デメリット)があります。

有機肥料は土壌中の微生物量が増えて土を柔らかくしてくれたり病原菌を抑えてくれたり、主要な肥料成分だけでなく微量要素も含まれていたりと、活きた土づくりにつながります。デメリットとしては商品によりますが環境によってはカビが発生したり、一時的に臭いがしたりすることもあります。

化成肥料は効果が安定していて臭いもないので使いやすい肥料ですが、使いすぎると土が固くなったり、バラが病気になりやすくなったりすることもあります。肥料の種類により元肥向きの商品と追肥向きの商品があります。

 

それぞれご自身の用途や好みによって使い分けていただけるとよいと思います。 

 

さて本題に戻ります。

はなはなショップでは、寒肥にも追肥にも使いやすい「花ごころ バラの肥料」をお勧めしています!

「花ごころ バラの肥料」は有機質主体に化成肥料成分を加えてあるので両方のタイプの肥料の良いとこどり! 加えて、海藻成分入りなので主要肥料成分以外のミネラル分も入っているのでバラが健康に育ちます!

 

ペレット状なので元肥にも追肥にも使いやすい!

 

↓↓↓施肥量は袋の裏書きを参考に。

 

↓↓↓軽く一握りで約40g(個人差があるので一度計ってみるとよいですね)

↓↓↓計ってみたら39gでした!

 

↓↓↓10号鉢の場合80g(=2握り)を施肥。根が良く張る鉢の縁に沿って与えるのが良いです。

ちなみに施肥量はグラム単位まできっちり計って与えないといけないわけではないので、ご自身の一握りで計れるおおよその量で構いません。

 

↓↓↓有機肥料の特性を生かすために、軽く土と混ぜてあげるとよいです。

 

↓↓↓そして施肥後は水やりですね。

 

 

↓↓↓こちらの鉢は、土と混ぜないパターンでやってみます。

 

「花ごころ バラの肥料」は何度かの水やりや雨などで、ペレットが崩れてすぐに土になじんでくれるので、土と混ぜなくても土の上で肥料がカビたり臭ったりすることも(ほぼ)ありません。

 

↓↓↓施肥から10日くらいの肥料の様子です。

 

 

次は庭植えバラに施肥します。

 

↓↓↓袋の裏書どおり、350gを与えます。9握り程度です。多いように感じると思いますが庭植えの場合根が広い範囲に張るのでこのくらい必要なんです。(ただしバラの株が小さい、弱っているなどの場合は控えめにします)

 

↓↓↓株の周りに広めにパラパラと。株元には肥料を吸収する根があまりないので20㎝以上離れたところに撒くとよいです。

 

↓↓↓できれば土と軽く混ぜて。

↓↓↓水やりをして完了です。

 

ちなみに、2月に肥料を与えれば、3月の芽出し肥は不要です。

※芽出し肥は、冬に寒肥として油粕や骨粉などの有機肥料を与えた場合、又は寒肥を与えていない場合などに、芽吹きのころに不足しがちな肥料を補ってあげる施肥のこと。

 

これで、冬のバラの主な管理作業は完了です!

 

こちらの作業をはなはなショップのインスタグラムにもリール動画を投稿してあるのでご覧ください!

 

春の開花が楽しみですね。

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