庭植えのバラの土壌改良

庭植えのバラの土壌改良

鉢バラの土替えや、冬剪定が終わったら庭植えのバラの土壌改良をしてあげましょう。(そう言うショップのガーデンは、まだ冬剪定終わってませんが、、、)

 

その前に、土壌改良について少しご説明させていただきます。

ざっくり言うと土壌改良とは「花壇・庭土にたい肥をすき込んで土をふかふかにする」「水はけを改良する資材を土に混ぜる」「苦土石灰などで土壌のpHを矯正したり不足しているミネラルを補う」など、そこで育てる植物(バラ)に適した土壌を作ってあげることです。「土づくり」ということもありますね。

 

特にたい肥(有機質)を土にすき込むことは、ふかふかの土壌を作り、維持するうえでとても大切なことなんです。それは、すき込んだたい肥(有機質)が土の中の微生物のエサになって、その微生物の活動によって土がふかふかになるからです。

当然、固い土では植物は十分根を張ることができませんし、ふかふかの柔らかい土なら根が良く伸びて、生育もよくなりますよね。

 

そして「たい肥」といっても色々あって、それぞれ特徴や機能が異なるので、下記をご覧ください。

 ◆動物性たい肥(きゅう肥とも言います)

   種類:牛糞たい肥、馬糞たい肥、豚糞たい肥、など

   主な効果:土壌を肥沃にする(一定の肥料成分もある)

 ◆植物性たい肥

   種類:バークたい肥、腐葉土など

   主な効果:土壌を柔らかくする

 

厳密に言えば「やせた土を肥沃にしたい」とか「土が固いので柔らかくしたい」「粘土質で水はけが悪いので改善したい」など、土壌の状態、土壌改良の目的によって、たい肥やその他の土壌改良材の種類を使い分けることが必要なんですが~、、

「土の状態、と言われてもよくわからないし」となりますよね?

 

安心してください!

 

↓↓↓はなはなショップおすすめの、花ごころ特選有機バラのたい肥(右)や、バラのたい肥お徳用20L(左)は、動物性たい肥(牛、豚、鶏)と植物性たい肥(バークたい肥)をバランスよく配合した、両方の特徴のいいとこ取り!のたい肥なので、幅広い条件に使用できるんです!!

↓↓↓嫌な臭いもなく、色が黒くてふかふか、さらさらなのは完熟している良質なたい肥の証拠。

※嫌な臭いがする、べたべたした手触り、藁などの植物質の形がほぼそのまま残っているなどの未熟なたい肥を花壇にすき込むと、植物の生育に悪影響を与えることがあるので注意が必要です。

 

さて、前置きが長くなりましたが、先週のブログで庭植えのフランス・アンフォの冬剪定をご紹介しましたが、つづけて、そのエリアの土壌改良の様子をご紹介します。

 

↓↓↓左側のメジャーと、手前の土に引いた線と、花壇の縁で囲われたエリアが約1平方メートルです。

 

↓↓↓特選有機バラのたい肥1袋(10リットル)をバラの株の周りにぐるっと撒きます。

たい肥をすき込む量の目安は、1平方メートル当たり10リットルです。

※ただし、土の状態によって量を加減することもあります。

 

↓↓↓バラの株元から20㎝程度離れたところを掘り起こします。

※株元の太い根はあまり切らないほうが良いので。

 

↓↓↓スコップで深めに掘って、

※この時、株元から20㎝以上離れたところまで伸びている根は切っても大丈夫です。

 

↓↓↓土を反転させたり、混ぜたりしてたい肥をすき込みます。

 

↓↓↓ここの花壇は周りにツゲが植えてあるので、その根がバラの周りにも張っていたので、土を掘り起こしたついでに取り除いておきます。

雑草の根なども出てくるので、こまめに取り除いておくと春以降の除草が楽になりますね。

 

↓↓↓ひととおり土を掘り起こしてたい肥をすき込んだら、土の表面を整地しておきます。

この時、バラの株元が周りよりも少し高くなっている状態(マウンド状)にしておくとよいです。

雨が降った時にバラの株元に水たまりができると根腐れの原因になるので。

 

↓↓↓庭植えバラの土壌改良が完了です!

 

今回の土壌改良では、土のpHが弱酸性(バラに適している)だったので、苦土石灰などの改良材は不要でした。

 

また、バラの近くに樹木や宿根草などが植えてある場合は、たい肥のすき込みは株と株の隙間だけでも十分効果があります。 

 

 

さてこれで、今年の春もバラが元気に咲いて、ベーサルシュートをたくさん伸ばしてくれるはずです!

 ちょっと大変な作業ではありますが、1年間バラを健全に育てるためにとても重要な作業なので、頑張ってチャレンジしてみてください!

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