鉢植えのラ・ドルチェ・ヴィータの土替え

鉢植えのラ・ドルチェ・ヴィータの土替え

先日のブログで鉢植えのラ・ドルチェ・ヴィータ(中輪房咲き木立タイプ)の鉢植えの冬剪定をご紹介しましたが、今回はその続きです。

前回のブログで「夏以降樹勢が落ちていて、少し枯れ込み枝もある」のが気になっている株でした。

 

↓↓↓剪定後の株を見る限りは元気そうな株には見えます。

 

↓↓↓鉢周りをトントン叩いてから丁寧に株を抜き取りますが、、

↓↓↓根鉢が割れて(崩れて)しまいました。やはり根が健全でないことが発覚!

 

↓↓↓残った鉢の中を覗いてみると、やはりネキリムシ(コガネムシの幼虫)が何匹かいました。

ネキリムシはその名のとおり、バラの根を食害するのでバラを育てる上ではとても困った害虫です。

特に鉢植えのバラが被害にあうと、ひどい時にはバラ自体を枯らしてしまうほどになることもあります。

一応、予防のために春から秋にかけて2回ほどオルトランDX粒剤を撒いてはいたんですが、タイミングが悪かったのか、撒く量が足りなかったのか、、、

 

↓↓↓土も簡単に落ちてしまいます、、、。そしてネキリムシは4匹。

 

↓↓↓同時に土替えしていたリラ(右)と比較すると根の量が全然少ないことがわかります。(両方とも10号鉢で育ててました)

 

しかし! 諦めるのはまだ早い!!

こんな被害にあった株でもなんとか春以降元気に育って復活してほしいので~

 

↓↓↓こんな時こそフルボ酸活力液アタックT-1の出番ですね!

↓↓↓植え替えの準備をしている間に、250倍希釈の液に30分ほど浸けておきます。

 

その間に植え付けの準備です。

 

↓↓↓いつもは特選有機バラの土(中身ははなはなオリジナル お徳用バラの土18Lと同じ)ですが、今回は花ごころバラの土(左)を使用しようと思います。

両方ともはなはなショップおすすめの良い土ではあるんですが、2つを比較すると花ごころバラの土の方が、より水はけのよい土になっています。

そして、弱った根を元気にしたいときに重要なのは「乾き気味(過湿にしない)」で管理することなんです。

 

当然、鉢植えバラの水やりはどんな土、どんなバラでも「土の表面が乾いたらたっぷり潅水」が基本なんですが、元気に育っているバラ(↑のリラなど)と、根が少なくなってしまった今回のラ・ドルチェ・ヴィータでは、春以降に一緒に管理していると、どうしても弱っている株の鉢土の乾きが悪くなりやすいです。

そうなると、いつまでたっても元気にならないばかりか、鉢土が過湿になって更に弱ってしまう、なんてことにもなりかねません。

 

ということで「弱った株だけをより水はけのよい花ごころバラの土で」植えてあげることにした、ということです。

 

↓↓↓これまでと同じローズポット10号(ルートプロテクターも貼ってあります)とくり返し使える鉢底石の再利用。

 

↓↓↓フルボ酸活力液250倍液に浸けておいた株を鉢の中央に据えて・・

↓↓↓花ごころバラの土を株のまわりに、、

↓↓↓根の隙間などに空洞が出来ないように、鉢土を入れながらつつき棒で軽くつついたり、鉢を持ち上げてとんとんして、土替え完了!

 

ですが~

 

ご覧のように、食害によってだいぶ根が少なくなってしまったので、もう少し枝を剪定して減らしておくことにします。

これは、水を吸い上げる根の量が少ないのに地上部の枝葉が多すぎると、春の開花時期などに萎れやすくなったり、株自体に負担がかかってしまうことを防ぐためです。

 

↓↓↓当初の剪定位置より2~3割ほど枝を減らすことにします。

↓↓↓はじめより少しコンパクトになりました。

 

↓↓↓最後の水やりもフルボ酸活力液アタックT-1の250倍希釈液をたっぷりと。

 

今後もこの少し根が傷んでしまっているラ・ドルチェ・ヴィータの鉢植えが、元気に復活するように少し気を付けて管理していきたいと思います。

 

このような株の今後の管理のポイントとしては、

 ・肥料は他のバラより控えめに(規定量の半分程度)

 ・水やりは乾き気味に(とは言え枝葉が萎れない程度)

 ・芽吹き以降は1~2週に一度、フルボ酸活力液250倍液を灌注

 ・春以降「鉢土が湿っているのに萎れる」場合は半日陰で管理

 ・枝葉が勢いよく茂り始めたら「復活」と判断して通常の管理に戻す

になります。

 

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