剪定やつるバラの誘引、土壌改良、寒肥などなど、冬の間にはバラの管理でやらなければいけないことが山積みですが、それぞれに適切な時期というものが有ります。
一言でいえばすべての冬の作業は12月末から2月中・下旬頃の厳寒期に済ませるのが一番良いのですが、バラの株数が多くなってくるとなかなか短期間ですべての作業が終わらないこともありますよね。
そのために「早めに作業を始めたい」のであれば、まずは”鉢バラの土替え”から始めるのがおすすめです。
ただし、秋バラの開花が終わっているか、又は残りの花・蕾を切っても良いのであれば、というのが前提になりますが。
前置きが長くなりましたが、、そんなこんなでショップのガーデンでも今週から鉢バラの土替えをスタートしました。
手始めに、今年の5月頭に新苗を10号鉢に植え付けて秋までに元気に生長したル・タン・デ・スリーズの土替えから。
※植え付けの様子はこちらのインスタグラムで紹介しています。
今回はまだそこまで株が大きくなっていないので、同じサイズの鉢での土替えです。
↓↓↓ル・タン・デ・スリーズの鉢苗(10号鉢)、ルートプロテクター、はなはなオリジナルバラの土お徳用18L、くり返し使える鉢底石、
※鉢、ルートプロテクター、鉢底石は再利用するので新品は使っていません。
↓↓↓鉢のまわりをトントン叩いて鉢と土をある程度分離してから、株元を持って持ち上げて、鉢の縁を上からトントン叩くと鉢がきれいに抜けます。
↓↓↓10号鉢いっぱいに根が張っているのが良くわかりますね。
↓↓↓鉢のまわりぐるっとすべての面で、よく根が回っていますが、これはルートプロテクターのおかげですね! (通常は鉢を置いてあった時の南面は夏の強い日射で鉢の表面が熱くなるので南側にはあまり根が回っていないことが多いです)
↓↓↓鉢底から、くり返し使える鉢底石を剥しとります。この時、「ネット入りの鉢底石で良かった~!」って思います。ふつうは鉢底石一つ一つと土を分離するのも大変なので、、、。
↓↓↓折れて短くなった支柱などを使って土をほぐして、古い土を落としていきます。この時鉢のまわりに回った白い細い根は切っても構いません。鉢土の奥の方にある茶色くて太めの根は出来るだけ切らないようにしましょう。
↓↓↓古い土はこのくらい落とせば十分です。(あまりきれいに土を落とそうとすると根を傷めるので)
↓↓↓同じローズポット10号に植えますが、さっき外した鉢は後で水洗いして天日干しをしたいので、昨年使用して洗って保管してあった鉢に植え付けます。(エコですね!)
鉢底石も同じく昨年使用後に洗って天日干ししてしまってあったものを使います!
ルートプロテクターも2年目、3年目くらいまでは全然使えます!!
↓↓↓植え付けにははなはなオリジナルバラの土お徳用18Lを!
2袋で送料無料なのでまとめ買いがおすすめ。2袋で10号鉢の土替え3鉢分かちょっと余るくらい。
特選有機バラの土でも中身は同じなので鉢数が少ない方はそれもでOKです。
↓↓↓鉢底石が見えなくなるくらいまでバラの土を入れて、、
↓↓↓さっき土を落としたル・タン・デ・スリーズの株を鉢の中央に据えて高さ(深さ)を確認します。もともとの土の表面と高さが同じくらいになるまで鉢底の土を足したり減らしたりします。
↓↓↓株の位置が決まったら根の周りにバラの土を入れます。
根のまわりに大きな空洞が残っているといけないので、支柱などの棒で根のまわりをつついたり、鉢を持ち上げて地面にトントンして土を落ち着かせます。
そういえば、、
↓↓↓土替え作業を始める前にこうやって、麻ひもなどで枝をまとめておくと作業がやり易いですね!
※「枝が邪魔だから先に剪定をしたらダメなの?」という疑問もあるかと思います。土替えを1月などの厳冬期にやる場合はそれでも良いですが、12月中旬より前に「まず最初に土替えをする」場合は剪定はせずにこのように枝をまとめておいて土替え作業をしてください。
↓↓↓土替えが終わったら必ず「たっぷり水やり」ですね。せっかくなら根の成長を助けるフルボ酸活力液アタックT-1を250倍で混ぜてあげましょう!植え付け直後は鉢底からたくさん水が流れ出るくらいたっぷりと。
↓↓↓水やりをしたら少し土が沈んでしまいました、、、。減った分の土を足して水やり直しします。
↓↓↓これで土替え完了!
↓↓↓最初に使っていたローズポット10号(ルートプロテクター付き!)と、くり返し使える鉢底石を、水洗いして天日干ししておきます。
この鉢と鉢底石は、今年のうちに他の鉢バラの土替えをするときに使用する予定です。
今回のブログの内容をショート動画にしてはなはなショップのインスタグラムにもアップしてあるのでこちらもご覧ください!!
皆さんも鉢バラの土替えから、早めの冬のバラ管理を始めましょう~!