今、まさに冬剪定にぴったりの時期。
私たちも、冬剪定していますよ。
今回、ご紹介するのが、見せるのも躊躇するような、暴れ放題のバラの冬剪定。
お恥ずかしいけど↓↓↓↓↓
約5年目の「アンリ・マチス」(デルバール)です。
庭の片隅で忘れ去られていたのを引き取った株なので、
若い枝が少なく、枝先にしか花が付かなくなっています。
今日は、この樹形をリセットすべく、冬剪定しますよ。
まず、冬剪定に必要なもの。
剪定ばさみは、よく切れるように事前にメンテナンスしておきましょう。
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バラ用グローブ/剪定ばさみ/剪定のこぎり
最初に、明らかに枯れている枝を枝元からカットします。↓↓↓
剪定ばさみで切れそうもない太くなった枝は、剪定のこぎりを使って。
枯れ枝を全て取り除いたら、芽の出てくるところを予測しながら、剪定します。
第1候補のポチっとしたところから芽が出るだろう、ぜひ出て欲しいと願って、
芽の約1㎝上でカット。
もし第1候補から出なかった場合は、第2候補の場所から出てくれそうです。
次の枝も、芽が出るだろう、ぜひ出て欲しい箇所を定めて、その1㎝上をカットしていきます。
今回、外向きの芽じゃないのは、後ろが壁なので、枝を前に出したいからです。
剪定は、必ずしも外芽で切る必要はありません。
大事なのは、「この枝からは、こんな角度で枝が出てくれるといいなぁ」とイメージして、
芽に“あ・た・り”をつけることです。↓↓↓↓
あと、枝先の枯れこんだ箇所があったら、カットしておきましょう。
枯れこみを、これ以上広げないためです。↓↓↓↓
こんなふうに1本1本の枝にハサミを入れて、完了です。↓↓↓↓↓↓↓↓
思ったとおりに枝が出て、スタイル良い株になってくれるといいなぁ。
あと、株元からベイサルシュートが出て欲しいなぁ。
まだバラ経験が浅い方は、あれこれ考えると切れなくなっちゃうかもしれません。
はっきり言って、健康な株ならどこで切っても芽は出て、花は咲きます。
分からなくなった人は、全体の高さだけを決めて、その付近の芽を見つけて切っていきましょう。
そして、春に枝が出てきたら「ここで切ると、こう出るのね~」と観察しましょう。
何度も繰り返せばコツが分かってきますから、今は上手く出来なくても大丈夫ですよ。