秋に発表された今年(2023年)春発売のデルバールの新品種 “アレキサンドラ・ダビッド・ニール”は、四季咲き性の中~大型のシュラブ樹形、いわゆる「半つる性」の品種です。
↓↓↓うす紫ピンクの中大輪の花で、花弁が波打って重なる魅力的な花で数輪の房前になることが多いです。
↓↓↓春にはこんな感じで咲いていた株が、、
↓↓↓秋までには背の高さほどまで成長しました。
病気に強く、樹勢もあるのでとても育てやすい品種です。ご覧のとおり年末の時点でも蕾をたくさんつけていることからわかるように、四季咲き性も併せ持っています。
そして、このような「半つる性」の生育特性をもった品種は、冬剪定と仕立てによって春にはいろいろな咲かせ方を楽しむことが出来るので、今回は2通りの剪定・仕立て方法をご紹介。
◆つる仕立て
せっかく元気なシュートが長く伸びたので、それを活かして“小さめの”つるバラ仕立てにしてみます。
↓↓↓まずは仮剪定をします。細めの枝は強剪定、太くて元気な枝は長いまま残します。
↓↓↓12号鉢に植えてありましたが、これだけ株が生長していると完全に根詰まりしているので、古い土を落として新しい土で植え替えてあげます。
↓↓↓土替えが終わったら、トレリスを鉢に立てて、、、
↓↓↓枝が斜めになるように寝かせながら、トレリスの幅の中に誘引します。
◆ブッシュ(木立ち)仕立て
同じような大きな株に育っていても、冬の強剪定によって最初の写真のようなブッシュ仕立てで再度開花させることもできます。
↓↓↓上のつる仕立てしたものとはまた別の株です。同じように背丈ほど伸びていますが、
↓↓↓バッサリ剪定しました!鉢土の上から45cm程度です。
↓↓↓株が良く生長して10号鉢では小さく感じたのでので土替えついでに12号鉢に。
これなら、春には最初の写真と同じような咲き方をしてくれると思います。
両方の株が、春に開花した場面がご紹介できればと思っています。(タイミングよく良い写真が撮れたら、、、ですが)
この品種に限らず、最近では四季咲きの半つる性品種が色々あります。お庭の状況に合わせていろいろな仕立て方が出来るのもバラ栽培の楽しみの一つですね。
なお、今回ご紹介したアレキサンドラ・ダビッド・ニールは、今年の春の新苗から販売開始になります。
3月上旬ごろから、春の新苗の販売(予約)開始と同時にはなはなショップでもご購入いただけます。
病気に強く育てやすい、香りも良いおすすめの品種です!
ショップの販売ページはまだ出来ていませんが、アレキサンドラ・ダビッド・ニールに関する詳しい情報はこちらを参考に!