ショップのガーデンも今年の夏剪定が終わったのでその様子をご紹介します。
↓↓↓一番初めに選定したのが、ナエマのオベリスク仕立てです。
ナエマは剪定してから花が咲くまでに時間がかかる品種なので、いつも一番最初に剪定します。今年もシュートがたくさん出てきて元気な株ですね。
ちょっと強めに剪定しましたが、これで樹勢が弱ることはないので大丈夫です。
枝ごとの剪定の考え方を少しご説明します。
↓↓↓春から夏の間に何度か花が咲いて、今は3番花が咲いていたり蕾が付いている枝が多いと思います。夏剪定の時は今の開花枝の一つ前(2番花の枝)くらいで剪定してあげると良いです。
↓↓↓細すぎる枝は元から切っておくほうが風通しが良くなります。
昨年のブログで、同じナエマの夏剪定をもう少し詳しくご紹介しているのでこちらも参考に。
↓↓↓フェンス仕立てのダフネです。今年も本当に元気です。
↓↓↓ダフネも「今咲いている枝の、一つ前の枝」まで切り戻します。
半つる性の品種の場合は、今咲いている枝の元のほうが十分に太ければそこで剪定してもOKです。要は枝が太くて充実しているところで剪定すれば、良い枝が伸びてきれいな花を咲かせてくれる、ということですね。
↓↓↓ダフネの剪定後の姿です。
↓↓↓同じくフェンス仕立てのシャンテ・ロゼ・ミサトです。
↓↓↓長く伸びたシュートの先端を切り戻したり、真ん中あたりの開花枝(はなが終わっている枝も、蕾のついた枝もすべて)にも鋏を入れます。
ここからは四季咲きブッシュタイプの夏剪定です。
↓↓↓鉢植えのラ・ドルチェ・ヴィータの剪定前(左)と剪定後(右)。
↓↓↓ピンク・ビンテージの剪定前(左)剪定後(右)です。
↓↓↓アンナプルナの剪定後の姿です。
↓↓↓こちらはロクサーヌの剪定後の姿。
四季咲き品種の夏剪定についても、過去ブログで詳しく説明していますのでこちらも参考に。
秋にきれいな花をたくさん楽しむための夏剪定。なかなか思い切って剪定するのは怖いものですし、いざ鋏を入れようと思うとなかなか説明通りの枝ばかりではないので、迷うこともあると思います。
迷ったら「細い枝にはとりあえず鋏を入れておく」程度でも大丈夫です。
こちらのYouTube動画も参考にしてください!
ショップのガーデンでは今年は夏剪定前に施肥を済ませてありますが、剪定後でもよいのでこのタイミングで必ず追肥を忘れないように。
おススメは元肥でも追肥でも使いやすい「花ごころバラの肥料」です。
夏剪定の適期は「9月上旬」ですが、まだ夏剪定をしていない方は、これから夏剪定をするなら「少し弱めの剪定」がおすすめです。バラは枝を深く切るよりも浅く切るほうが次の花が咲くまでの期間が早くなるので、寒くなる前に開花してくれるためです。(少し花は小さくなるかもですが)
◆こちらでご紹介した品種、商品をお買い求めは、スマホの方は↓のリンクから。(パソコンの方は記事内の商品名にリンクを貼ってあります)