週末に台風上陸の予報だったので、念のためガーデンのバラたちの台風対策として、シュートが折れたり、鉢が倒れたりしないように対策はしたんですが、幸い名古屋はほとんど強風が吹くこともなく、強い雨が降ることもなく。
いまさらですが、これからまだまだ台風シーズンなので、先週の台風対策を少しご紹介。
↓↓↓ジュールヴェルヌの花が終わったシュートの切り残しがあったので、、
上に飛び出している2本のシュートは、ベーサルシュートを一度切り戻した後の2番花の、花がら摘みだけした後に房が残っている状態です。
今後の樹形を整えるために、早めにしっかりと切り戻したほうが良いのですが、台風前ならなおさらです。
株の茂みから飛び出して、葉の茂った枝は風をまともに受けて折れやすいので。
↓↓↓2回目も、かなり短めに切り戻しました。
風邪対策だけでなく、この場所では樹形もこんもりと極力コンパクトにまとめたいので。
↓↓↓今年植えつけたばかりのランタン・シトロイユ。
中型のシュラブ樹形ですが、ご覧の通り元気が出てくると背の高さほどのシュートが伸びることがあります。
このまま伸ばして、トレリスやオベリスクに誘引してつる仕立てしても良いので、台風対策ということなら支柱などを立てて誘引しておけばよいのですが、、
ここでは出来るだけコンパクトな樹形ににまとめたいので、
↓↓↓バッサリと、茂みより少し低い位置(地際から50cmくらい)で剪定。
「勢いの良い枝を強く剪定すると、株が弱る?」と心配される方もいますが、大丈夫です! 元気な枝を剪定すると、バラはそれに反発するようにまた次の枝を伸ばそうとして枝分かれしてよく茂ってくれたり、別のベーサルシュートを出したりと、樹勢が更に強くなってくれます。
↓↓↓切り落としたシュートです。。
ホントはこんなに伸びる前にシュート処理してあげた方が、早く次の生育ステージに移ることが出来たんですけどね、、。
↓↓↓高さ1.6mほどのトレリスから大きくはみ出てシュートを伸ばしているミステリューズ。
シュートが折れないように麻ひもで緩めに枝をまとめておきました。こうしておけばトレリスや支柱が無くても枝同士で支えあって少々の雨風で折れることは無いので。
↓↓↓シャンテ・ロゼ・ミサトも麻ひもでフェンスに誘引したり、上の方は枝同士をまとめたり、、
↓↓↓鉢植えのバラたちは、倒れないように鉢を寄せてまとめて麻ひもで縛っておきました。
で、結局は強い風も雨もなく、今回は取り越し苦労だったわけですが、まあ剪定や誘引は無駄になるわけではないので。
台風の心配がなくなったら、固めておいた鉢バラなどは風通しが良くなるように早めにもとの位置に戻してあげます。
つるバラなどのシュートの誘引をほどく必要はないですが、枝をまとめて強めに縛ってある場合などは、少し緩めて風通しを良くしてあげた方が良いすね。
普通は、台風が過ぎた後は風雨による痛みなどで病気が発生しやすいので必ず薬剤散布をするんですが、今回はほとんど台風らしい雨風も無かったのと、先週散布したばかりだったのでスルーします。。
ということで、猛暑続きの中元気に育っているバラたちを少しご紹介。
↓↓↓アンナプルナ。次々とシュートを伸ばして、真夏でも新芽、新葉がきれいです。
↓↓↓ヴィウー・ローズ。夏の間はあまり銅葉にならず、濃い緑色の照葉です。
サイズは小さいですが花もよく咲きます。
↓↓↓ロクサーヌ。こちらも真夏なのに次々と花を咲かせています。
8月末から9月上旬に夏剪定を計画しています。
それまで、出来るだけ病気などで葉を落とさずに元気な状態を保ってあげたいので、水やり、暑い日の葉水、フルボ酸活力液+有機プラス液肥の灌注、咲き終わった枝の切り戻しなどをこまめに続けていこうと思います。