新苗を庭植えにしました

新苗を庭植えにしました

「新苗」は、接ぎ木1年目のまだ小さな苗なので、一般的には「最初は鉢植えから始めるのが良い」と言われています。

 

でも、水はけと日当たり、風通しの良い場所で、ポイントを押さえて植え付け~管理してあげれば、新苗でも最初から庭植えで全然大丈夫なんです。

 

今回はデルバールの“フランス・アンフォ”の新苗を、花壇に植え付けたのでその手順や注意点についてご説明します。

 

↓↓↓まずは植え付ける場所を決めます。


風通しや管理作業スペースの確保のため、周りのバラや生垣から80㎝~1m程度の間隔をあけて。

   

↓↓↓まず、直径40㎝、深さ40㎝ほどの植穴を掘ります。


 

↓↓↓バラが元気に育つように、特選有機バラのたい肥で土を十分に改良しておきます。


一株の植え付けに、約5リットル程度使用します。

 

↓↓↓そのうち半分程度を植穴に入れて、土と十分に混ぜておきます。


   

植穴の準備が出来たら、新苗の植え付けです。

 

新苗は「接ぎ木してから1年目の最初の春」の苗なので、接ぎ木部分がまだ弱いです。苗を持つときは台木(株元の茶色の部分)より下を持つようにしてください。


 この時に接ぎ木部分が元から折れてしまうと悲劇・・・。

 

 また、植え付けのために鉢を外すときに無理やり鉢から抜くと、根鉢(鉢土)が崩れてしまうことがあります。根鉢が崩れるとせっかく伸び始めた大切な根が切れてしまうので注意! 

 

新苗を植え付けるときの大切なポイントは「根鉢を崩さない」ことです。

 

↓↓↓まずは、鉢の周りをトントン叩いて、鉢の内側の根鉢と鉢を分離して、抜きやすくしておくとよいです。


   

↓↓↓手のひらを鉢土の上に広げて、鉢を逆さまにします。


  

↓↓↓鉢のふちを下から上に向かってトントン叩いて鉢を外します。


このとき、枝の先端を地面にぶつけて苗を傷めないように。。

 

↓↓↓鉢を外したら根鉢の底に手を当てて、丁寧に扱います。


十分に根が回っていて、崩れてもいないのでひとまず安心。

 

↓↓↓そのまま準備した植穴に据えて、最初に掘り上げた庭土と残りのたい肥を混ぜながら土を寄せていきます。


 

↓↓↓土を寄せた後、苗を植えてある部分が周りの地面よりも少しだけ高くなるように「マウンド状」にしてください。植え込み後しばらくすると雨や水やりなどで沈むことがあるので、そうなると水はけが悪くなり根腐れしやすくなってしまうので。


 

植え込みのあとはしっかり水を与えて、土を締める必要がありますが、先ほどマウンドを作ったのでそのままでは水が周りに逃げてしまって、苗の周りに水が行き届きません。

 

↓↓↓そこで、植え込みの周りの土を少し盛り上げて「水鉢」をつくり、、


 

↓↓↓きれいな水鉢が完成!


   

同時に、つぼみのついた苗の先端をピンチ(軽い切り戻し)をしておきます。


新苗はまだ小さな苗なので、最初の花は咲かせずにまずは樹を育てるためです。

 

↓↓↓たっぷり水を与えて、株元の土をしっかり締めてあげます。水鉢に水が溜まったあと水が引いたら、また水鉢いっぱいに水を、、、を何度か繰り返します。


  

もちろん、この時の水は「フルボ酸活力液アタックT-1」を250倍に希釈して与えています!

フルボ酸の効果で、根の活着を助けてくれますよ。

 

↓↓↓最後に、株周りの土の上に「バラ専用マルチングチップ」を敷きました。


 

マルチングは必須ではありませんが、、効果・メリットは下記のとおり。

  

・雨や水やりの時の泥はね防止(黒星病予防)

・土の乾燥を防止

・土の表面が固くなるのを防止(固くなると土の中に酸素が不足して根張りが悪くなるので)

・雑草の抑制(生えないわけではないですが、、草取りも楽になります)

・見た目がきれい!!

 

庭植えのバラの花壇全面に敷き詰めるのは大変ですが、株の周りだけなら可能ですよね。

特に新苗を庭植えにするときはおすすめです!

 

最後に、、

  

↓↓↓新苗を植え付けた時に、支柱は絶対に外さないでください。


 

強風などで株元の接ぎ木部分から折れてしまわないように、再度支柱をしっかり差し込んで、主要な枝をビニタイなどで緩めに誘引しておきます。(これから枝が太くなるので、きつく誘引しないでください)

 

↓↓↓接ぎ木部分は地面の上に出るようにしておいた方が良いです。


 

なお、苗の種類によっては株元の接ぎ木部分にテープが巻いてあるものがあります。

新苗を植え付けるときには、このテープは「絶対に外さない」でください!

また接ぎ木した部分が弱いので春から夏、秋まで十分に苗が成長するまではこのままにしておきます。

冬に選定作業などするときに外してあげるくらいが良いでしょう。   

※今回の苗は「芽接ぎ」という方法で接ぎ木された苗なのテープはありません。

  

ガーデンに新しい仲間が増えて、これからの生育が楽しみです!

  

   

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・バラ苗  フランス・アンフォ  波打つ花弁と鮮やかな黄色の大輪花。香りも◎! とても華やかなバラです!

特選有機バラのたい肥   バラに適した土づくりに最適

フルボ酸活力液アタックT-1    フルボ酸が根の活動を助けます!

バラ専用マルチングチップ   効果いろいろ。見た目がきれい!

  

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