秋の開花苗を12月に鉢植えにしてから今年で6年目に入るガブリエルの鉢植えがあります。
とても元気に育っていたのですが、一昨年の秋くらいから様子がおかしいなと思っていたら、昨年の冬の土替えの時にネキリムシが大量発生していたことが発覚。
元気がなかった原因は、ネキリムシ被害で根が少なくなってしまっていたことだった、というブログを昨年アップしていました。
昨年のブログはこちら
そのガブリエル、昨年の春から秋にかけて“それなりに”元気を取り戻しつつはあって、古いシュートの途中からまあまあ元気な開花枝も何本か出てきてくれたんですが、まだ本格的な復活とはいかず・・・・。
↓↓↓そんな株を、剪定も植え替えもしていない状態でもう3月、、。
白く、樹皮が細かく縦に割れているように見えるのが古枝。そこから枝分かれしている赤茶色のつるつるした枝は、昨年の開花枝です。
理想を言えば、昨シーズンのうちに株元からベーサルシュートが1本、2本出てくれていればサイコー!!だったんですが、、、。
ということで、3月からでもできる鉢植えのバラ(ガブリエル)復活作戦第二弾!
1つ目は、今年は思い切って強めの剪定をしようと思います。。
ガブリエルは樹勢が付きにくい品種なので、あまり強い剪定はせずに枝葉を多めに残してあげるのがセオリー、なんですが。。。
現在の株は株元が古枝ばかりになってしまったので、このまま先端の細枝を残ししておくと、ベーサルシュートが出にくくなってさらに株の老化が進んでしまう恐れがあります。
ということで今年は、この株の状態に合わせた剪定をしてみます。
いつもなら、枝先の方の赤茶色の昨年の開花枝のところで剪定するんですが、今回はおもいきって中段の赤い線のところで剪定します。
だいぶ枝は減りますが、それでも中段より下からも、まあまあの太さの昨年の開花枝が伸びているので、今年はこの枝でしっかり開花してくれるので大丈夫です(たぶん・・)。
手前の枝は、赤線より上が枯れ込んでいるので迷わず剪定。
奥の枝は、最初の(向かって左側の)枝と同じ考えで、中段で剪定します。
↓↓↓剪定後の姿、、、ちょっとバランス悪いけど、今回は仕方なし。
そして復活作戦の2つ目は、鉢土の改良です。
鉢が大きい(12号)わりに株がそんなに大きくなっていないので、今年は鉢から抜いての土替えはしませんでした(もう3月なのでしないほうが良いということもありますが)。
まず、昨年のナエマの鉢植えの時と同じように、鉢の表面の土だけ少し取り除いて(雑草や病原菌が越冬している可能性があるので)、その分だけ新しい培養土を補充します。
※このあたりの作業の写真が撮れてないので、昨年のナエマの鉢土の改良ブログを参照ください。(;^_^A
その後、鉢土の上の「特選有機バラのたい肥」を厚さ1~2cm程度にマルチングします。
マルチングの後、支柱などの棒で何か所か穴をあけ、鉢土の下の方まで新鮮な空気を入れてあげます(エアレーション)。
完熟多たい肥の良質な有機質が鉢土の奥まで浸透し、エアレーションで新鮮な空気を供給してあげることによって、やせてしまった鉢土が復活し、バラの根も元気に伸びるようになります。
復活作戦3つ目は、これから生育期間中は2週間に1回のペースで与える「フルボ酸活力液アタックT-1」です。
ショップガーデンではこのガブリエルに限らず、春から秋まですべてのバラに2週に一回、フルボ酸活力液アタックT-1(250倍希釈)と、有機プラス液肥トップワン(100倍希釈)液の灌注をしているのでこれも株の復活に貢献してくれるはずです。。
最後に、この株は一昨年ネキリムシ被害にあっているので、念のためオルトランDX粒剤を、3月末と、6月頃に撒いてあげて、再度ネキリムシが大発生することが無いように対策しておこうと思います。
こちらの作業の様子は、インスタグラム(IGTV)でライブをしたので、その時のアーカイブ動画でご覧いただけます!
ガブリエルに限らず、もし冬剪定や鉢バラの土の改良が終わっていない方は、これからでも大丈夫です。
本当は1月2月にやってあげるに越したことはないですが、遅くなったからと言って何もしないよりは、やってあげたほうが絶対にバラは良くなりますので!
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