12月も半ばだというのに、アンナプルナもパトラッシュも少しづつですが開花が続いています。
とはいえ、寒さで徐々に下葉を落とし始めている株もあり、バラたちも冬の準備を始めています。
出来れば年内から、ボチボチ冬の作業を始めたいと思っていますが、、
今日は、冬の間(=寒さが厳しくバラが休眠期に入る12月~2月)にやっておくべき管理について、簡単にまとめておきたいと思います。
1.鉢植えバラの土替え
冬の休眠期の間に、古い土を落として新しい土で植え替えてあげます。根詰まりしてしまっていたり鉢土がやせてしまっている状態を、リフレッシュしてあげて春から新しい根がしっかり伸びることができる環境にしてあげる作業です。
重労働ですが、根が元気に伸びることができれば、枝葉も元気に茂り花もたくさんきれいに咲いてくれるので、極力ここは手を抜かずに頑張ってみましょう!
鉢植えバラの植え替えは、冬の休眠期の間ならいつでも良いのですが、できれば早めに済ませてしまったほうが良いです。
鉢植えバラの植え替えの過去ブログはこちら。
作業としては12月に入ったらもう始めても構いません。ただし、この時はまだ冬剪定が終わっていないのでちょっと枝葉が作業の邪魔になるかもしれません。
だからと言って、12月も早いうちに冬剪定をしてしまうと、寒くなる前に芽吹きしてしまう可能性があるので、冬剪定せずに植え替え作業をするようにしてください。長く伸びた枝の先端を切っておいたり、枝同士を麻ひもなどでまとめておくと作業がしやすいと思います。
2.つるバラの剪定と誘引
冬剪定は、木立ちバラよりもつるバラの剪定を先にやってあげたほうが良いといわれています。
それは寒さが厳しくなってくるとつるバラの枝が固くなって、誘引時に枝折れしたりすることがあるため、本格的な寒さが来る前に先につるバラの剪定と誘引を済ましてしまうほうが良いためです。
つるバラの剪定と誘引の過去ブログはこちら。
つるバラの剪定と誘引は、最初はなかなか難しく感じるかもしれませんが、ブログの写真などを参考にしながら見よう見まねでやってみれば、それなりにできてしまうと思います。
3.木立バラの剪定
一番基本的な作業です。
冬剪定の目的は、細い枝や老化した枝を切り落とし、若くて元気な枝に力を集中させることによってよりきれいな花をたくさん咲かせることにあります。
「せっかく伸びたのにもったいない」とか、「枝がたくさんあったほうがたくさん花が咲くきがするから」とか考えてしまって、剪定をしない、剪定が弱くなってしまう(少ししか選定しない)のはNGです。
冬剪定をきっちりやってあげないと、春にきれいな花が咲かないばかりか、新しいシュートの発生が少なくなって株の老化を早めてしまいます。
庭植えの木立バラは、「秋までに伸びた樹高の約1/2の高さまで剪定」が基本です。
木立バラの冬剪定の過去ブログはこちら。
鉢植えのバラは、できるだけコンパクトに茂らせたいので、庭植えのバラよりは少し強めに剪定するとよいです。
鉢植えのバラの冬剪定はこちらを参照。
木立バラの冬剪定は、1月~2月の間に終わらせておくのが良いでしょう。
4.庭植えのバラの土壌改良(土づくり)
庭植えのバラは、鉢植えのバラのように土替えはできませんが、庭の土をふかふかにしてあげる土壌改良をすることによって、さらに元気にしてあげることができます。
庭植えのバラの土壌改良の過去ブログはこちら。
これも寒い季節に大変な重労働ですが、やるのとやらないのではその後のバラの生育に大きな違いが!
5.施肥(寒肥)
冬の作業の最後の締めは施肥です。寒肥(かんごえ)とも言います。
春に花をたくさん咲かせるための、1年で一番重要な施肥です。
袋の裏書の施用量を参考に、株の状態に応じて加減をしながら施肥をしてあげましょう。
寒肥の過去ブログはこちら。
今回は主な冬の作業をまとめてみました。
出来れば剪定、誘引、土づくりなどの作業も含め、寒肥までを2月中に終わらせておくのが理想です。
これからガーデンの庭の作業を順次ブログにアップしていこうと思うので参考にしてください。