四季咲き半つる性のラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイ。
まずは昨年春の開花時の写真から。↓↓↓
綺麗に咲いていますが、、、
花がもう少し下の方にも咲いてほしいところですね。
「つるバラが上の方にしか花が咲かない。」という症状に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
つるバラをフェンスの範囲内で(下の方からも)バランスよく咲かせる為には、
1)剪定によってベイサルシュート、サイドシュートの発生を促す
つるバラといえども剪定は大切です。バラは光を求めて上へ上へと生長しようとするので、ちゃんと剪定をしないと上の方の枝ばかりが元気に茂って、更に高いところにしか花が咲かなくなってしまいます。
古く老化した枝や、高いところまで伸びすぎてしまった枝を剪定することによって、ベイサルシュートやサイドシュートが発生しやすくなります。
2)花を咲かせたい場所の数十センチ下に枝を誘引する
冬剪定の後に「元気な枝を横に倒す」がつるバラの誘引の基本ですが、開花枝(ステム)は上に向かって伸びて花をつけるため、花を咲かせたい場所より数十センチ下の方に枝を誘引する必要があります。
1年前の冬、剪定・誘引後の画像がこちらです↓↓↓ (最初の開花画像の4か月前です)
若くて元気な枝が真ん中より上の方に集中しているのがわかると思います。
なので、春になってそこから更に芽が伸びてフェンスより上の方に花がたくさん咲いたという事になります。
さて、前置きが長くなりましたが今年は、
今年の冬の剪定前の状態がこちら↓↓↓ (最初の開花画像の7か月後です)
↓↓↓こちらが今年の剪定と誘引後の状態です。
枝が見やすいように、裏に白いパネルを立ててみました。
トレリスの高さは昨年と全く同じなので、2枚目の画像と見比べていただくと昨年の誘引よりも全体的に30~40cmほど低い位置に枝を誘引したのがわかると思います。
真ん中あたりにあるちょっと細めの枝は、株の裏側に出ていたのと細いので元から剪定しようか迷いましたが、株元から真ん中あたりにかけて若い枝が少なかったったのであえて残して誘引しておきました。
手前に向かって飛び出ていた若くて元気な枝を、無理にフェンスに誘引しようとすると折れてしまいそうだったので、、、
枝の真ん中あたりからアルミワイヤ―で巻きながら延長するようにしてトレリスに誘引してあります。
誘引したい場所まで枝が届かない時の「裏技」です。
という事で
思惑通り、トレリスの範囲内にバランスよく開花してくれるかどうか、、
春の開花が楽しみですね。
耐病性が強くて四季咲き。シックな花色で人気のラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイ。
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