皆さんのお庭でもバラがたくさん蕾を付けてきていると思います。
↓↓↓ショップガーデンのフェンス仕立てにしてあるシャンテ・ロゼ・ミサトもたくさんのつぼみが!
この枝には15個も蕾を付けています!
つぼみをたくさんつけてくれるのはバラが元気な証拠で、花もたくさん咲くのでうれしいことなんですが、、、
実はちょっとだけ問題も。
シャンテ・ロゼ・ミサトは中大輪の花を咲かせる品種なので、一枝にこんなに蕾が付くと養分が分散して一つ一つの花が小さくなってしまったり、最後の方に咲いてくるつぼみが、きれいに咲き切らないこともあったりします。
そこで「摘蕾(てきらい)」という作業をすることがあります。
摘蕾とは、読んで字のごとく、“蕾(つぼみ)を摘みとる” 作業のことです。
↓↓↓まだ小さな蕾なら、手で軽く横に倒すだけで簡単にぽろっと取れます。
↓↓↓小さい方の蕾から(この枝の場合)半分くらいを摘みとりました。
↓↓↓こちらは中輪房咲きのクルール・デ・ラムール。
もともと一枝につく花数が多い品種ですし、中輪花なのでほとんど摘蕾をする必要は無いんですが、それでも蕾の数が多いな、と思う花枝は少し摘蕾をしておきます。
↓↓↓若干ですが、、、20個くらいついていた蕾のうち5~6個取りました。
「えっ~、せっかくついたつぼみを?」、「もったいない!」、、、と思いますよね。
この作業は、少し前にブログで紹介した「芽かき」や「枝抜き」と同じように、必ずやらないといけない作業ではありません。むしろそれらよりも「やらなくても良い」作業です。
それでも、一つの株の中でもひときわ蕾をたくさんつけすぎてしまった枝についてはちょっとだけ摘蕾をしてあげるほうがきれいに咲いてくれる場合もあります。
また、人それぞの好みにもよりますが「花数が多いよりも、大きく豪華な花を咲かせたい」といった場合には、この摘蕾が効果的な作業になってきます。(大輪系の品種なのに1枝にたくさん蕾を付けた場合などは特に)
何度も言いますが、これは必須の作業ではないので、皆さんのお好みで!
「好み」もよくわからない、という場合は一度、一部の枝だけでやってみて、摘蕾をした場合としない場合でどんな咲き方をするのか、試してみるのも良いのではないでしょうか。