バラが元気に生長を始めたこの時期、雑草も元気に生長してきますよね~。まあ、当然と言えば当然ですが。。
ちょっと油断するとバラの周りが雑草だらけに、、なんてことも。
雑草が地面を覆いつくしたり、バラの枝葉に絡むくらいに生長してしまうと、株元の風通しが悪くなったり、湿度を過剰に保ったまま夜を迎えるようになるので、これもまた黒星病などの病気が蔓延しやすくなる原因になります。
ということで今回は、除草の話題とその後の対策についてお話ししようと思いますが、まずは除草作業から。
バラ栽培に限らず園芸をしている人にとっては、いわゆる「草取り」は逃れられない作業ですよね。それもあまり楽しい作業とは言えないし、、、。
個人的な意見としては、「草取り作業は早め早めにやってあげればさほど重労働ではない」ことと「雑草の名前と特徴を覚えながら作業すると、効率も良く少し楽しくなる(?)」です!
↓↓↓雑草が、まだこのくらいの頃に草取りが出来れば良いですよね。
ちなみに↑や↓の雑草、見覚えありますか?
↓はもう少しすると花が咲いてきますが、これはホトケノザ、という立派な?名前がついています。
花が咲いているあたりの葉の形が、仏様が座っているハスの葉の形に似ているからだとか、、。
この草は、株元に草かきの刃を入れて軽く引き抜くだけで簡単に取れるのでそんなに厄介な草ではないですね。
↓↓↓こちらはナズナ。花が咲き始めていますがもう少しすると花の部分が小さなハート形の実がつきます。いわゆる「ぺんぺん草」ですね。
↓↓↓こちらはカタバミ。よく見ますよね。赤紫の葉のものもありますね。
小さな黄色い花を咲かせます。
このくらいの頃までは除草もしやすいですが、地面一面には広がってしまうようになると、根っこが深く広くはびこってしまって大変です。
また、花の後に小さなオクラのような実をつけるんですが、これが熟してしまうと、少し触れただけで実がはじけて種が飛び散ります!!
こうなるともう、除草しているのか雑草の種まきをしているのか、、、状態になってしまうので、やはり早めの草取りが肝心ですね。
↓↓↓こちらはオニタビラコと言うそうです。よく見るけど名前はあまり聞ききなれない草ですね。
できれば上の写真のようになる前に、このくらい↓↓↓の頃に、草かきでこまめに土の表面を掻くようにして除草しておくと楽々ですよね。
ときどきこの作業をやってあげると、雑草対策だけでなく土の表面が固くならずに花壇の土がふかふかな状態を保ちやすくなるのでお勧めです。
さて、ここからは除草作業の後今後の為にやっておくとよい雑草対策について。
↓↓↓草取りをした後に使用すると効果的なトレファノサイドという除草剤があります。
↓↓↓地表に軽く撒いた薬剤に軽く水をかけてあげると、小さな黄色い粒が解けて地表に薬剤の膜を作ってくれます。
雑草の種や地表に残った雑草の幼苗がうまく生長できなくさせることによって、草取り後の雑草の再生を抑える効果があります。
そしてなんと、植物を育てている花壇に使用してもOK。土の表面に薬剤の膜を作るだけなので既に地中深くに根を張っているバラや草花の生育には影響がないので、バラの花壇の草取りを楽にすることが出来るんです!
しかし、「あまり除草剤は使いたくない」という方もいると思います。
そんな方には「バラ専用マルチングチップ」がおすすめです!
↓↓↓まずは草取り後のキレイな花壇。毎年しっかり土壌改良してあるのでふっかふかです!
しかしこのままでは1~2週間すればまた雑草が一面に、、、
↓↓↓ということでこの花壇には「バラ専用マルチングチップ」を敷き詰めました。
どうでしょう?見た目もぐっときれいになって、高級感が出たと思いませんか?
↓↓↓5L入りの商品と、10L入りの商品がありますが、花壇に使用するなら大きい方が良いですよね。
ちなみに花壇に薄めに敷き詰めるなら、1平方メートル当たり約20LのマルチングチップがあればOKです。
マルチングチップ敷き詰めても、トレファノサイドを撒いても、雑草が完全に防げるわけではありませんが、これによってかなり草取りが楽になります。