ガーデンのバラたちも、ちょうど満開の見ごろを迎えたこのタイミングで、週末はしっかり長雨の予報、、、
まあ当然、開花時期に雨も降りますよね。
ということで、雨によるダメージを少しでも少なくするために、いくつか対策をしたのでブログでご紹介。
まずは「早めの花がら摘み」です。
前回のブログでも「花がら摘みは、花が傷み始めたら早めに」とお伝えしていますが、雨前は特に「早め」が重要になります。
特に大輪の品種は花の中に雨がたまると頭が重くなって枝が倒れたり、最悪の場合は枝が折れたり、といった可能性も。
ということで、雨前は花がら摘みをしっかりしておきます。
↓↓↓大輪のローズ・ポンパドゥールは特に雨で枝が倒れやすいので真っ先に。
↓↓↓蕾の状態なら雨に打たれても枝が倒れることもないですね。
↓↓↓1輪しか咲いていない枝は、「花がら摘み」ではなく「切り戻し」をします。
「切り戻し」する位置は、「花の咲いた枝の長さの半分程度」まで切り戻します。
花がら摘みだけで終わってしまうと、細い枝の先端から次の芽が出てきてしまい、2番花以降に良い花が咲きにくくなるためです。
↓↓↓シャンテ・ロゼ・ミサトも、、、
↓↓↓ソフィー・ロシャスも、房咲きの最初の花が傷み始めたので、
↓↓↓これでバラも、次の蕾を開かせることに力を集中(?)できますね。
↓↓↓早咲きのエスプリ・ドゥ・パリは、ほとんど花が終わってしまったので、すべての開花枝を切り戻します。
↓↓↓エスプリ・ドゥ・パリは、4月にブラインドしていた枝を早めに切り戻したので、すでに次の蕾を付けています!(株の周囲の明るい色の枝葉の先端に蕾が見えます)
また、ローズ・ポンパドゥールのように細めの枝にも大輪の花が咲く品種は、場合によっては花や蕾が沢山付いている枝は支柱で支えてあげたり、トレリスなどに誘引するなどで枝が倒れるのを防ぐことが出来ます。
↓↓↓トレリス仕立てのローズ・ポンパドゥールも、ビニタイで枝をトレリスに誘引しておいたので、雨が降っても大丈夫!
↓↓↓そして、長雨の前には薬剤散布をしておくのが安心。
特に、春の開花時期以降の雨のあとは黒星病が発生しやすいので、殺菌剤の散布は重要です!
今回は、殺菌剤としてはトップジンMゾルを1000倍希釈で、モスピラン液剤を500倍希釈で散布しました。
↓↓↓薬剤散布は葉の裏までまんべんなくかかるようにしっかりと。特に株元の枝葉が込み合ったところから黒星病が発生しやすいので、そういったところは特に念入りに。(そういう込み合ったところは散布しにくいんですが、だからこそしっかりと)
薬剤散布は「雨前」が効果的ですが、それが出来なかった場合は「雨上がりの後はやめの散布」でも大丈夫です。
最後に、早めの花がら摘み、切り戻しをした場合、中には「まだまだきれいで香りも良いので捨てるのはもったいない」花もありますよね。
室内で飾って楽しめば、バラの香りに満ちたお部屋に!
↓↓↓花首で摘んでしまっても、こんな楽しみ方もあります。