芽吹いている大苗の管理

芽吹いている大苗の管理

この冬に購入した大苗が、「届いた(購入した)時から芽吹いている」とか「届いた後にだんだん芽吹いてしまっている」ときに、その芽をどうしたらよいか、というお問い合わせを良く頂くので、ここで詳しくご説明させていただこうと思います。

 


 苗のお届けの時期、品種、株一つ一つの生産~堀上・出荷のタイミングなどによって異なりますが、例えば年末ごろ時点で苗によってほとんど芽吹いていない株もあれば、上の写真のように芽吹き後に葉が展開を始めている株もあります。

  

 最近では11月や12月でも暖かい日が続くことが多いので、本来休眠(生育が停止)状態であるはずの冬の時期に、生育を開始(芽吹き)してしまうことがどうしても起こります。

 

 まず最初に、「お届けした大苗は枝の長さ(約40cm)の上から5~20cm程度は剪定する」ことをおすすめします。

 お届け時に枝が長めなのは、植える場所や管理方法によって適切な長さが異なること、もう一つは冬の寒さなどで多少枝先が枯れ込んでも良いようにするためです。

 

 目安としては下記くらいを参考に切り戻しをしてあげてください。

   ・鉢植えの場合は上から15~20cm前後切り戻す(鉢の大きさによる)

   ・庭植えの場合は上から10cm前後切り戻す

 

  

ここまで剪定すると、多くの場合はほとんど芽吹いている葉が無くなります。

枝の先端の方が優先して芽吹くため、枝の下の方はあまり芽吹かない、または芽吹きが遅いためです。

 

 

 しかし、、、、それでも伸びている新芽が残っている場合もありますよね~~?

 

↓↓↓10号鉢に植え替えたあとに15cmほど切り戻したムーンライトソナタの大苗です。

切り戻しをした後にも葉を展開した新芽が残っている株も中にはあります。

  

 

 この状態の新芽、葉をどのように扱ったらよいかといえば、「そのまま放置して春をむかえる」でほぼOKです。

 

 ただ、お住いの場所の気候によっても多少管理が異なりますので下記を参考にしてください。

 

 ①暖地(九州・四国・関東以西の太平洋沿岸~瀬戸内海側の平地)の方

   芽吹いた新芽はそのままでほぼ大丈夫ですが、念のため強い霜と北風にあたらない場所(南向きの軒下など)で管理

 

 ②寒冷地(東北・北陸・中山間地)、寒地(東北山間部、北海道)の方

   積雪の多い地域では雪で枝や芽が折れないように雪囲いをする。積雪の無い場所でも風よけの為に雪囲いをする

   又は雪が積もらず風よけのできる倉庫や玄関内などの室内(暖房の効かない場所)で管理して、土(根)が乾きすぎないよう、暖かい日に時折灌水する。

 

↓これは当社(名古屋)のガーデンで作ってみた雪囲いの例です。豪雪地帯ではもっと頑丈に作る必要があるかもですが、、、ご参考までに。

 

なお、芽吹いてしまった芽が強い霜や寒さで傷んでしまった時はその傷んだ芽を切り落としておけば、横から副芽(ふくが)が出てきて春にはちゃんと開花してくれるので、それはそれで問題ありません。芽が出直す時期によっては春の開花が少し遅れる可能性はありますが、、、。

 

 

 

 

 

 

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