遅咲き品種も、春の一番花がほぼ終わったので、切り残した開花枝の切り戻しや次々伸びてくるシュートの処理、そして花後の「枝抜き」をしました。
↓↓↓株の下の方に切り残した開花枝があったので、、
しっかり切り戻しをしておきます。
↓↓↓次々と出てくるベーサルシュートも、早めに剪定(シュート処理)しておきます。
↓↓↓こちらは、ひととおり切り戻しが終わったトレリス仕立てのクルール・デ・ラムールですが、樹勢が強く良く茂る品種なので、茂みの奥の方が風通しが悪くなっています。
バラは風通しが悪くなると、、、
・雨が降れば葉裏が長く湿っている状態になり、黒星病などが広がりやすくなります。
・雨が少ないと、乾燥を好むハダニが発生しやすくなります。
・その他、天敵から隠れる場所になるのでいろいろな害虫が発生しやすくなります。
・そして、薬剤散布をしても十分に薬剤がかかりにくくなるので効果も半減、、、
と良いこと無し・・・なんです。
ということで、
↓↓↓株の茂みの奥の方の、ブラインド(花が咲かなかった細い)枝などを切り取ります。
↓↓↓気になる枝を切っていたら、1株でこんなに!!
↓↓↓すると、こんなにすっきり!! 株の向こうが少し透けて見えるくらいがちょうど良い!? (バックが緑なので少しわかりにくいかもですが、かなり風通しが良くなりました)
↓↓↓バラとの共演で大活躍のオルレア(白花)ですが、茂りすぎるとバラの株元の風通しが悪くなってしまいます。
↓↓↓バラの切り戻しや枝抜きついでに、オルレアも半分くらい?に、枝を透く感じでカット!
オルレアはまだまだ花が咲いている枝も切ることになるので、もったいない気もしますが風通しが悪くなるとバラにとっても草花にとってもお互い良いことは無いので。
一見、株がさみしくなってしまったように感じるかもしれませんが、これが1か月もすると新芽がまたわさわさと茂ってくれるので、逆に「やっておいてよかった」となるはずです!
そして病害虫の予防だけでなく、勢いのない小枝を剪定することによって、より勢いの良い開花枝やベーサルシュートが沢山出やすくもなります。
皆さんもできる範囲で良いので少し「枝抜き」をやっておいてあげると良いですよ!
ちなみに、この「枝抜き」は「よく茂っていて風通しが悪くなっている品種・株」だけの作業で良いです。
例えば、ガブリエルのように樹勢が強くなくて、枝葉の少ない品種の場合は余り枝葉を少なくしてしまうと弱ってしまうことがあるので、枝抜きも不要で花後の切り戻しも「弱め」が良いと思います。
というか、そもそもそういう品種は、そのままでも十分風通しが良いので、枝抜きも不要ですよね。