「新苗」の植え付けをしました

「新苗」の植え付けをしました

皆さん、春にご購入された苗の植え付け、鉢増しはもう終わりましたか?

まだの方、またこれから更に新苗を買い足して植え付けられる方はこちらのブログを参考にして、早めの植え替え、植え付けを。

 

植え付けるのは新苗の「プラリーヌ・ルージュ」です。とても香りの良い、シックな深い赤色が魅力です。

中型のシュラブタイプの品種なので新苗でも秋までには1mを超えるシュートが出てくるはずです。鉢サイズは実は少し大きめの方がバラは良く育つし、夏の水切れもしにくいので、はなはなショップでは新苗からでも10号鉢くらいへの植え替えをおすすめしています。

 

↓↓↓まずは鉢(オリジナルローズポット10号)の内側に「ルートプロテクター」を貼りつけます。

これから、夏を迎えるとバラは暑さをしのぐのが大変です。鉢植えのバラ、特にプラ鉢に植えたバラは鉢土の温度が上がると根のまわり(伸長)が悪くなり、顕著に生育に影響が出ます。

そこで、夏場に直射日光が鉢の側面にあたって鉢土の温度が上昇するのを防ぐために、熱を伝えにくい素材でできた「ルートプロテクター」を貼りつけることによって、鉢土の温度上昇を抑え、根の発育を助けてくれます。

 

↓↓↓ぴったりときれいに張るのはちょっとコツが要りますが、、少しくらい隙間があっても大丈夫です!

そして、「繰り返し使える鉢底石」を10号鉢なら1個で十分(1袋に4個入り)。

ネットが丈夫なので毎年土替えの際に洗って再利用できます。経験上3~4年は使えると思います。

 

↓↓↓今回は「花ごころバラの土」を使いますが、「特選有機バラの土」もおススメです。というより、「はなはなオリジナルバラの土お徳用18L」が一番おすすめです!  

そして、鉢底石が隠れるくらいまで土を入れたら、新苗の鉢を仮置きして高さを確かめます。

鉢土の表面の高さが、植え付ける10号鉢のウォータースペース(鉢の高さの10~15%程度)のラインと同じ高さになる程度まで。

 

↓↓↓鉢から無理やり苗を抜くと根を傷めるので、鉢のまわりをトントン叩いて土を緩めてから~

鉢を逆さにして(この時枝を地面にぶつけて折らないように・・)、そっと鉢を上に抜きます。

 

↓↓↓根鉢(鉢の形をした土・根)を崩さないように気を付けて。また、新苗は接ぎ木した部分(株元の茶色の太い台木の幹から出た、緑色の枝との境目)がやわらかくて折れやすいので、必ず茶色の台木部分を持つようにします。

 

↓↓↓バラの土を、ウォータースペースいっぱいまで入れて手で軽く押さえる程度で。あまり土を固く押さえてしまうと根の発育が阻害されるので。

↓↓↓新苗は、早めに株を大きく育ててあげたいので、出来れば蕾がついていても咲かせずに早めに切り戻しを繰り返して、新しい枝葉やシュートの発生を促します。切り戻しの目安は「花枝の約半分程度」です。

 

↓↓↓植え付け完了です!

新苗についている支柱は、植え付け時、植え付け後も取らずにそのまま残しておいてください。

まだ枝がやわらかいので、強風や雨などで根元から折れてしまうことを防ぐためです。

冬の植え替えの頃にはもう支柱は取っても大丈夫です。

 

↓↓↓苗の植え付けが終わったら、しっかりと水やりを忘れずに!

 

「新苗」は接ぎ木してから1年目の小さな苗ですが、日当たりと風通しの良い環境で適切に育ててあげれば、秋までには十分な株に育ちます。

 

上では「最初の年は花を咲かせずに切り戻す」とお伝えしましたが、樹勢の強い品種であれば最初の春から花を咲かせても、十分に育つことが多いと思います。それでも、樹を充実させるためには咲き始めたら早めに切り戻ししてあげることをおすすめしますが・・・。

 

 

 

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